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SUNABIマガジン

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2026.10.8 プロジェクト

すなびの公園管理

プロジェクトのはじまり・きっかけ

2003年これまで任意団体だった砂浜美術館は、当時大方町(現黒潮町)で活動していた他の3つの団体と一緒にNPO砂浜美術館となりました。大方遊漁船主会、大方町観光協会、そして大方町公園管理協会です。地域の魅力を磨きあげみんなで町を元気に盛り上げていこうと、NPO法人化し、公園の管理運営も担うことになりました。

その後、2006年から高知県立土佐西南大規模公園(大方・佐賀地区)の指定管理者として、公園の管理運営を行っています。大方地区には、スポーツ施設と、大ホールを備えたふるさと総合センター、入野松原キャンプ場、道の駅ビオスおおがた情報館があります。さらに、佐賀地区にはアスレチック遊具のあるわんぱく広場、太平洋が見渡せる展望台、無料のグラウンドなどがあります。指定管理者として今年で6期21年目を迎えました。

 

 

公園は広大な屋外ミュージアム

建物のない砂浜美術館が公園管理?ハードとソフト、相反する2つのイメージが結びつきにくいかもしれません。しかし“公園は広大な屋外ミュージアム”そうとらえると、どうでしょうか。たくさんの作品が見えてきます。

一生懸命サッカーの練習に励む高校生たち。毎年夏にキャンプを楽しむ仲良しファミリー。お弁当をもってピクニックにやって来たお父さんと息子さん。毎年花を咲かせる植物。季節ごとに表情を変えるお気に入りの散歩道。これらは、いつもの、当たり前の、ありふれた風景であり、同時にわたしたちが大切にしたい作品です。いつもどこかで新しい作品が生まれては消え、また生まれています。

作品が生まれる舞台を作る。

それが砂浜美術館の公園管理です。作品が生まれるフィールドを整える、またはコーディネートするともいえるかもしれません。わたしたちは日々、施設や設備の手入れをして、清掃をして、植栽を刈りそろえ、利用のお客さまの対応をしています。公園はみんなの共有財産であり、大切にしたい作品が生まれる場所だからです。

 

 

特別じゃない、日々に小さな彩りを

多くの人が日常的に公園を利用しています。おそらくほとんどの人が「サッカーをしに行く」「踊りの練習に行く」「朝晩歩きに行く」ということで、あえて「公園に行く」という意識はないでしょう。それくらい公園は身近でみんなの場所であるといえます。だからこそ、そこで過ごす時間がステキなものになるように、かけがえのないものとなるように、という思いをもって公園管理に取り組んでいます。決して特別じゃない、日々の生活の中に彩りが増えると、人生を豊かにすることにつながっていくと思うのです。

2023年、公園開設から40年を迎えました。記念事業のひとつ、インスタグラムでのフォトコンテストでは、ありふれた日常の中の喜びや楽しみが切り取られた写真がたくさん集まりました。それらは公園という広大な屋外ミュージアムの“作品“そのものでした。作品の裏にあるストーリーにも思いがめぐり、こうした場面をみなさんと共有できることをとてもうれしく感じたことでした。

 

 

一転して、非日常を体験する機会もあります。同じ40年記念事業の『シーサイドギャラリー冬・きらめくwaiwia☆park』では、公園の芝生広場、松原、砂浜を舞台に光の切り絵を投影し、月、星、波の音の演出を得て冬の夜の公園を味わいました。舞台は同じいつもの公園です。いろいろな工夫で新たな楽しみが生まれ、これまで気がつかなかった魅力に出会えることを実感しました。

 

 

公園はいろいろな楽しみを見つけられるフィールドです

上記のようなイベントや公園内を活用した活動は、私たち管理者のみならず、利用のみなさんによる企画でも行われています。思いを実現し喜びや楽しみをシェアしていくことで、その輪が広がり、つながり、また新たな作品が生まれていきます。公園は誰もがいろいろな楽しみを見つけられるフィールドであり、それを分かち合える場所でありたいと思っています。こうした考え方を持った公園は唯一無二。私たち自身もたくさんの楽しみを味わいながら、ここならではの公園を築いていきます。

 

 

高知県立土佐西南大規模公園(大方・佐賀)
・@kuroshio_waiwai_park
・高知県立土佐西南大規模公園