砂浜美術館は、来館者の方に、砂浜をはじめ、町全体を美術館として感じ、目の前に広がるありのままの風景を作品として楽しんでいただく美術館ですが、その考え方をよりわかりやすく伝えるために、年に数回、Tシャツアート展や潮風のキルト展など、より芸術に特化した企画展を開催しています。これらの企画展は、日本全国からの応募作品で構成されていますので、美術館で鑑賞をするだけでなく、どなたでも直接アートに参加することができます。
第36回Tシャツアート展
はじまりは、1989年。「写真・絵画展は室内でするもの」という考え方を無視した、世界ではじめての美術展(砂浜美術館はこの発想から始まりました)。
キャンバスにみたてたTシャツに作品をプリント、浜辺に杭を打ち、ロープを張り、洗濯物を干すように並べていきます。波が寄せるとTシャツは砂浜に写り、風が吹けば踊りだす。砂浜一面に並んだTシャツは、ひとつの「現代芸術」として完成します。
開催日時 | 2024年5月1日(水)~5月6日(月) |
開催場所 | 砂浜美術館 入野の浜(土佐西南大規模公園 大方地区 内) |
第30回潮風のキルト展
11月、らっきょうの花が咲き始める季節に開かれるパッチワークキルトのコンテストです。
全国から集まったキルト作品たちが小春日和の松原で静かに潮風にそよぎ、太陽の光の具合で、室内では味わうことのできない色々な表情を見ることができます。
開催日時 | 2024年11月15日(金)~17日(日) |
開催場所 | 砂浜美術館 入野松原(土佐西南大規模公園 大方地区 内) |
漂流物展
今まで、海に流れついたものは“ゴミ”としか見ることができなかった。それを「作品」としたのが漂流物展です。
貝がらや島崎藤村の”ヤシの実”の詩のようにロマン溢れるものから、農薬容器など環境問題を考えさせられるもの、また、どんな芸術家もかなわない程に“自然彫刻”された流木など、世界中から集まる作品は限りがありません。
開催日時 | 2025年2月予定 |
開催場所 | 道の駅ビオス大方情報館(黒潮町) |