ベリーズの子どもたちとつながりました!
HIRA HIRAの風景のつながりを、人と人のつながりに。「砂浜から地球のことを考える」砂浜美術館として、ベリーズの子どもたちに、あなたに、世界とつながるきっかけを届けたい!と企画した、“ベリーズとつながるひらひらプロジェクト”。日本から参加いただいた30名の応募者のみなさんと、ベリーズの30人の子どもたちが、世界で”2つだけ”のおそろいTシャツで、つながりました。
まずは、そのTシャツをご紹介します。子どもたちが描いたテーマは「宝もの」。そこに、日本の応募者の「好きな言葉」を、これも子どもたちの手書きで入れてもらった”合作”Tシャツです。Tシャツ写真をクリックすると、作者の子どもたちの笑顔が(^^)
このTシャツと共に、黒潮町の子どもたちが描いた「宝もの」、「ベリーズでひらひら賞」の入賞作品を合わせた103点のTシャツで、Tシャツアート展 in ベリーズを開催。その様子は、先の「ベリーズでひらひらしました!」レポートでも少しお伝えしましたが、参加してくれた子どもたちとの交流についてさらに詳しくご紹介します。
青年海外協力隊・徳永侑子さんが開く、放課後のソフトボール練習。今回参加してくれた子どもたちは、その練習に集まる近所の小学生たちです。ソフトボールの楽しさを伝えるとともに、子どもたちの居場所づくりに、と徳永さんが始めた練習は、最初は一人から、少しずつ輪が大きくなっていったそう。日本からの協力もあり、道具も少しずつそろいました。
しかし初めはその道具を丁寧に扱えなかったりケンカが起きたり、そんな子どもたちに一喜一憂しながら、心を込めて接してきた徳永さん。今回の企画について、「どんな絵が描けるか、ちゃんと形になるか…」と不安だったようですが、普段は図工の授業もなく、絵にも画材にもなじみがない子どもたちが、一生懸命に画用紙に向かい想いを絵に表現する様子、初めての日本語にも挑戦する様子など、新たな子どもたちの一面を楽しみながら、一緒に企画を進めてくれました。
展示当日は雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、集まってくれたのは”常連”の子どもたちと、学校で聞いてきたという子。日本、高知、黒潮町と砂浜美術館、そしてTシャツアート展を紹介し、みんなのTシャツが日本でもひらひらし、たくさんの人が見てくれたことを伝えました。初めての地球儀でベリーズと日本を見つけたり(その後、新しい遊びを発明)、パンフレットでみんなの名前を確認したり。空き時間に描いた紙Tシャツのお絵かきでは、グラウンドの絵の中に、Tシャツも描いてくれました!そしていよいよ、自分の絵のTシャツと対面。わぁ~っと大喜びで、日本の応募者とおそろい♡のそのTシャツを見つめ、さっそく着てみる子どもたち。
展示の時の様子は、先の「ベリーズでひらひらしました!」レポートもぜひご覧ください。
さぁTシャツを着たら、スタッフとしてTシャツのひらひらづくり!まずは、徳永さんの配属先・ベリーズ国家スポーツ協議会のテラスに、つながるプロジェクトのTシャツを。その後晴れ間をねらって、スタジアムに、黒潮町の子どもたちとひらひら賞のTシャツを展示。次は何?どうやればいい?1つ1つの作業にも興味津々、目を輝かせて活動してくれる子どもたちと、一緒に楽しみながら『スタジアム美術館』を完成させました。
さらに、実は後日談があるのです。当日は結局「スタジアムで」は、ひらひらできなかった、つながるプロジェクトのTシャツもスタジアムの風に泳がせようと、翌日ひらひら撮影会を開きました。しかしこの日も青空にどんどん雲が流れて一気にスコールになったりと、やはり変わりやすいお天気… それでも、連日集まってくれた子どもたちは、今回もノリノリ☆ 何度も面白いポーズをとっては、私たちを笑わせてくれました。
みんなのいつもスタジアムで、たくさんのTシャツがひらひらする風景を一緒に作ったこと、その1つ1つのTシャツを通して、遠く日本の人とつながったこと。今後きっと、ソフトボールの練習で大活躍するTシャツとともに、みんなの心の中でステキな思い出になってくれますように!
そして、今回日本で参加してくださった応募者のみなさん、レポートを通してベリーズのひらひらの風景を楽しんでくださったみなさん、多くの方が「ベリーズ」とつながってくれたことをうれしく思います。広い世界の中で、この国、この地域、この子。つながれば、もっともっと身近に、友達のように感じられる。そんな大切な場所や人ができることで、世界のことが自分ごとになる。
今、この写真を見ると、「ベリーズだ」「ひらひらのスタジアムだ」「あの子が写ってる!」と、うれしくなります。徳永さんが「親のようにうれしい」と喜んでくれた、みんなのイキイキと楽しそうな笑顔。は、私たち、多くのみなさんにとっても、大切な笑顔になりました。この企画に参加してくれたベリーズのみんな、徳永さん、ともに楽しんでくれた全てのみなさんへ、Thank you so much!!!