世界の風景の中でひらひらします!
第27回Tシャツアート展の特別企画「世界とHIRAHIRA ~JICA みんなの笑顔美術館~」。砂浜美術館とJICA四国とのコラボ企画として、活動中の青年海外協力隊から募集した「世界の人々の笑顔」Tシャツと、一般応募作品の中から選ばれた「世界でひらひら賞」の受賞Tシャツが、10か国を巡回します!
世界中で笑顔をひろげるシゴトをしているJICAボランティア事業の青年海外協力隊。実は、砂浜美術館のTシャツアート展が初めて海を渡り、モンゴルでひらひらしたのも、当時現地で活動していた協力隊がきっかけでした。今年はこの協力隊が発足して50周年!ということで、JICA四国さんが記念事業として企画し、それぞれの国で活動中の協力隊と、在外JICA事務所のみなさんのご協力で、世界各地でHIRA HIRAの風景が生み出されます。
TシャツがHIRA HIRAするだけで、そこはすてきな美術館☆ 笑顔TシャツのHIRA HIRAで、世界のみんなも笑顔になってくれますように!そして、世界中を笑顔の美術館にするHIRA HIRAの風景を楽しみながら、みなさんに世界とのつながりを感じていただけますように!
Tシャツは10~20点ずつ、10カ国を下記の4つのルートで回ります。
※ガーナでは、HIRA HIRAフレンドシップの作品等も展示。詳しくはこちら!
<ルート1>
マーシャル(6月)→ サモア(7月)→ ミクロネシア(8月)
<ルート2>
ウズベキスタン(7月)
<ルート3>
セントルシア(6月)→ エルサルバドル(7/7から8月)
<ルート4>
ベトナム(6/8の週)→ ジンバブエ(7月初旬)→ ガーナ(9/5,6)→ スーダン(調整中)
※スーダンは、日程・Tシャツ手配の課題により、世界の笑顔Tシャツのみでの開催となりました。
各地の開催レポートはこちら
スーダン(Sudan)
2015年9月16日(水)、17日(木)、9月19日(土)
Tシャツ手配の課題などで、世界でひらひら賞の受賞作品は一足お先に、帰国。世界の笑顔Tシャツのみでの展示となった、スーダンでのTシャツアート展。最初の2日間は、スーダン首都ハルツーム中心にあるレストラン『The Ranch』にて。最後の1日は、スーダンと日本の友好イベントに合わせ、インターナショナルパーク内にあるジャパンハウスにてHIRA HIRAしました。レストランを訪れたたくさんのお客さんが、興味深そうに世界の人々の笑顔を見てくださったそうです。途中、雨にも合ったようで、なんとカバーをかけて対応。(HIRA HIRAは、雨に濡れてもへっちゃらですが!乾きにくいと大変ですもんね…大切にしてくださりありがとうございます☆)
日本語で「私たち」、アラビア語で「明日」を意味する「BOKURA 2015」と名づけられた友好イベントでは、HIRA HIRAの他にも、漫画・雑誌・自作映画の発表、スーダンの民族衣装トーブで作った浴衣の披露、日本語学習者による書道やスタンプラリー、コーラス・よさこい・ソーラン節など盛りだくさんの内容で、来場者は500名ほどに!書道と一緒に展示したTシャツを通して、たくさんの人に協力隊について紹介することができたようです☆
内戦の影響等で、協力隊の派遣が一時中断されていたスーダン。隊員の活動が再開されてまだ3年ほど… そんな中で力を合わせ、HIRA HIRAをつないでくださった協力隊やスーダンのみなさん、本当にありがとうございました。HIRA HIRAの風景を通して、スーダンの人々の笑顔を見ることができて、とってもうれしいです(^^)
スーダンの平和が、日本との友好が、ずっと続きますように☆ 昼間は40℃を超えるという灼熱の国・スーダンのように熱い気持ちで、世界のみんなの笑顔がずっと続くように、願っています!!!
ガーナ(Ghana)
2015年9月5日(土)、9月6日(日)
“コミュニティ開発”という分野で活動する協力隊が中心となり、ガーナ各地のたくさんの協力隊や現地のガーナ人と共に実行委員会を結成して、協力隊50周年の記念事業として盛大に開催してくれた、Tシャツアート展inガーナ! 現地でもワークショップを開いて作品を集め、ガーナの子どもたちのTシャツ100点を制作。
さらに黒潮町の小学生のTシャツも一緒に参加し、世界の笑顔Tシャツは、総勢200点を超える大きな『JICAみんなの笑顔美術館』となりました☆
会場は、ケープコーストにある世界遺産・ケープ城のふもと、大西洋を臨むビーチ。1日目は隣でビーチラグビーの大会もあり、大勢の来客で大にぎわい。2日目は世界からの観光客や地元の人ものんびりと。お気に入りの作品を選ぶ人気投票にも、たくさんの人が参加し、潮風にHIRA HIRAするTシャツをみんなが楽しんでくれました☆小さな紙のTシャツに描いたり、大きな布にみんなで描くワークショップや、地元アーティストによるライブペイントも大人気!
Tシャツアート展inガーナ!のテーマは、「What makes you Smile?(あなたを笑顔にするものはなあに?)」
また、北部の小さな村・カンジャガ村の学校やバオバブの木で、南部のカカオやパイナップルの農園でも、ミニTシャツアート展を開催!ガーナのいろいろな風景の中に、素敵な“笑顔の美術館”が生まれました。
ワークショップに参加した子どもたち、協力してくれた各地の人々、開催に協力してくれたたくさんの協力隊や地元のガーナの人々、実行委員会のメンバー、JICAガーナ事務所のみなさん、そして楽しんでくれたお客さんたち… ガーナ人も日本人も世界の人々も、みんなが笑顔でつながった大きなHIRA HIRA☆ 創りだして、一緒に楽しんでくださったみなさん、本当にありがとうございました!!
”Tボラ”として参加した、砂浜美術館スタッフのミニレポートでした。また改めて、ガーナの紹介をしたいと思います!
ミクロネシア(Micronesia)
2015年8月25日(火)、8月27日(木)
小学校教諭として協力隊が活動する、コロニア小学校と、お隣のオーミネ小学校の、2ヶ所でのTシャツアート展。この時期、毎日のように雨が降るポンペイ…お天気が心配だったようですが、どうにか南の島らしい青空も。
オーミネ小学校での展示は、HIRA HIRAというよりBATA BATA^^; それはそれで、「動くアート」のようでした♪とのこと。どの写真がどこから来たか示した世界地図や、みんなで寄せ書きをする「ポロシャツアート」も準備したところ、子どもたちに大人気!世界に1つだけのステキなポロシャツができあがりました☆教室から飛び出るように校庭に駈けてきて、「洗濯物みたい!(ミクロネシアの干し方とそっくり)」「この写真の子、かわいい」「顔がぼくたちと違うね」と思い思いに楽しんでくれた、新学期が始まったばかりの子どもたち。さらに保護者の方にも、世界で活動する協力隊を紹介することができました。また、ロープは校長先生が、洗濯バサミは同僚の先生が、展示もみんなで、JICAのスタッフや他の協力隊にも協力してもらい、多くの人の手で作り上げることができたTシャツアート展。島で唯一の新聞も取材に訪れ、記事にしてくださったそうです☆
ギリシャ語で「小さな島々」を意味するという名の通り、なんと607もの小さな島々で構成されるミクロネシア。美しい海と豊かな自然…大きな太平洋を渡って、そんな風景の中でHIRA HIRAしたんですね!Tシャツたちが、うらやましくなります(^^) つないでくださった協力隊やミクロネシアのみなさん、楽しんでくださったみなさん、ありがとうございました!
サモア(Samoa)
2015年7月19日(日)~30日(木)
小学校教諭として協力隊が活動する、サレアウラ小学校でのTシャツアート展。展示は、校舎の廊下の柱を利用して。外にある廊下は、風が吹き抜けてTシャツたちも気持ちよさそうですね。
展示初日には、子どもたちが集まる集会で、Tシャツアート展についての紹介を。現地の先生がサモア語に訳してくださったそうです☆子どもたちは、全部異なる世界の写真に、「これはどこの国?」「私はこれが好き!」と興味深々。先生たちも、協力隊の50周年や、各国で活動していることに驚きながら、改めて協力隊について関心をもってくれました。さらに送り迎えの保護者や、canteen担当の人※、通りすがりの人など、たくさんの人にHIRA HIRAを楽しんでもらうことができました。
※Canteen:お昼ご飯を売りに来る人たちのこと。カレーやバナナ、チップス、お菓子、フルーツなどが売られるそうです♪
南大洋州の島国・サモア。その大きさは、なんと鳥取県ぐらい。人口は今治市ぐらい。国民みんな知り合い?というほど、小さな国でのTシャツアート展。今回HIRA HIRAに出会ってくれた子どもたち、人々から、サモア全体に広がるかも?! 世界の笑顔Tシャツとサモアの人々をつないでくださった、協力隊やJICA事務所、小学校のみなさん、ありがとうございました!
ウズベキスタン(Uzbekistan)
2015年7月4日(土)~10日(金)
“観光”の分野で活動する協力隊が企画してくれたTシャツアート展は、なんと、世界遺産での開催!!中央アジアの国・ウズベキスタンのヒヴァ市にある世界文化遺産「イチャン・カラ」。高い城壁の内側に、10~19世紀の頃の建造物が数多く残っており、その美しさから「中央アジアの真珠」とも呼ばれるそうです。なんと住まいもこの世界遺産の中にある(!)ということで、ホームステイ先の家族や近所の人たちもお手伝いしてくださいました。
日中の気温は40℃を超えるため、開催は夕暮れ~日没まで。少し涼しくなる20時ごろになると、地元の人や世界各国からの観光客も集まり、たくさんの方が「世界の笑顔」Tシャツを楽しんでくれました。やはり「いくらで売ってるの?」と聞かれることが多かったそうですが(^^;)、浴衣でのおもてなしで、日本文化の紹介も◎
砂漠のオアシス都市のヒヴァ。日本では想像できない日中の暑さに、吹く風を“熱風”と感じることもあるそう。そんな熱~い風にHIRA HIRAしたTシャツたちは、どんな香りになっているのでしょう?帰国が楽しみです♪
そして、まさか、世界遺産でHIRA HIRAできるとは!!! 世界の文化遺産という素晴らしい風景の中で、世界の宝・たくさんの笑顔を生み出してくださった協力隊やウズベキスタンのみなさん、ありがとうございました!
ジンバブエ(Zimbabwe)
2015年7月24日(金)
体育教師として協力隊が活動する、セケ・ティーチャーズカレッジでのTシャツアート展。生徒のみなさんはもちろん、近くに住んでいる子どもたちも駈けてきて楽しんでくれたそうです☆ 女の子たちが着ているのがジンバブエの普段着?!かと思いきや、この日は音楽の授業で「民族ダンス」のテストがあり、その衣装とのこと。民族ダンス、ぜひ動画で見てみたい…(^^) テストに向けての気合と楽しさが伝わりますね!さらにもう一か所、「ムバレ」という大きなマーケットでも開催。買い物客もお店の人も興味津々で、「このTシャツはどこで売ってるの?いくらで売ってくれるの?」と世界の笑顔Tシャツは大人気☆
日本からベトナムへ、ベトナムからジンバブエへ。はるばる世界旅をしてきたTシャツたちは、この後、ガーナへ。同じアフリカ!とはいえ、ジンバブエは赤道の南側、お次のガーナは赤道の北側。広~いアフリカ大陸で、さまざまな風景や人々との出会いが続きます(^^)/
アフリカ大陸での初めの第一歩、第1HIRA HIRA☆ 笑顔のバトンをつないでくださった協力隊やジンバブエのみなさん、ありがとうございました!
エルサルバドル(El Salvador)
2015年7月6日(月)~10日(金)
理学療法士として協力隊が活動する、リハビリテーション施設「FUNTER」でのTシャツアート展。7月7日の七夕にちなんで、浴衣の試着会や、笹の設置も同時に企画。浴衣を着てTシャツの前で記念撮影をしたり、笹やHIRA HIRAに願いごとを託したり、Tシャツアート展と日本文化で、たくさんの方が笑顔になってくれたようです☆子どもから高齢者まで多くの患者さんからは、「ステキな笑顔がたくさんあってとても良い写真ね」「またやって欲しい」「日本の海岸のTシャツアートも見てみたい!」との声。
日本の反対側にある四国ほどの小さな国・エルサルバドルに届いたHIRA HIRA…☆ 素敵なイベントでつないでくださった協力隊やエルサルバドルのみなさん、ありがとうございました!
エルサルバドルの公用語・スペイン語でのHIRA HIRA紹介です☆
ベトナム(Vietnam)
2015年6月18日(木)~21日(日)
理学療法士として協力隊が活動する、リハビリ医療病院の中庭でのTシャツアート展。ここベトナム北西部のソンラ省は、ラオスとの国境に位置する少数民族が住む地域です。写真に写ってくださったのは、“ターイ族”のみなさん。既婚の女性はこの髪形になるのだそうです。Tシャツを着たりもするのでしょうか?(^^)
真ん中で手にしてくれているのは、世界でひらひら賞の受賞作品「平和」ですね!笑顔のHIRA HIRA でつながった各地が、今日も平和でありますように…☆
マーシャル(Marshall)
2015年6月16日(火)~29日(月)
“廃棄物処理”の分野で活動する協力隊が企画してくれた、首都マジュロで最大のスーパー、“ペイレス・スーパーマーケット”でのHIRA HIRA。最も人通りの多い所で、たくさんの人に見てもらおう!というわけです。それぞれのTシャツがどこの国の笑顔かも、分かりやすく展示。マーシャルからの作品ももちろん♪ 突然現れた「世界の笑顔シャツ」に、スーパーのお客さんも笑顔になってくれたはず(^^)v
セントルシア(St.Lucia)
2015年6月15日(月)~20日(土)
音楽の教師として協力隊が活動する、グランリビエ小学校でのTシャツアート展。砂浜からのTシャツが届く前から、手作りの看板を作るなど楽しみにしてくれていました。カラフルな折り紙Tシャツもすてき☆ みんなで作り上げたHIRA HIRAに、子どもたちもうれしそう!
地元の新聞でも、「有名(?!)な”HIRA HIRA展”開催」とニュースに☆ Onlineニュースでも取り上げてくださったり、当日はテレビ取材もあったそうです。
次の国、エルサルバドルに旅立つ前には、カリブ海へも連れて行ってくれました!
セントルシアのオンラインニュースには砂浜美術館のひらひらの風景も登場!