第11回漂流紀行文学賞 作品募集は締め切りました!

第11回漂流紀行文学賞 作品募集!

応募締切 :2024年9月30日(月)必着

応募料 :1編につき 千円

佐藤洋二郎

審査員 :作家 佐藤洋二郎
(元日本大学芸術学部教授・季刊文科編集委員)

【プロフィール】
1949年福岡県生まれ。中央大学卒。『夏至祭』で野間文芸新人賞、『岬の蛍』で芸術選奨新人賞、『イギリス山』で木山捷平文学賞を受賞。著書多数。2024年新作【夜を抱く】好評販売中!
審査員インタビュー


真鍮らしき金属製のクラシックな双眼鏡は、なにをみた?
流れてきたのにはワケがある。そのワケは、みんなで考える。

募集内容

この流れてきた「双眼鏡」をテーマとして漂流物となった理由を、自分勝手に想像した小さな物語を募集します。昨年の受賞作品をこちらからご購入いただけます。

応募規定

400字詰め原稿用紙5枚以内、縦書き未発表のもの。
郵送・Email添付ともにMicrosoft Word で確認できるデータ。 必要な方は、こちらの原稿用紙(ダウンロードはこちら)もご利用いただけます。応募作品の著作権は主催者に帰属します。※郵送の場合、データの返却はいたしません。

応募方法

①E-mail添付の場合
E-mailの本文に、次の項目をご記入いただき、作品を添付してお送りください。
・会員No.(※過去に参加され番号が分かる方のみで結構です)
・タイトル
・氏名(ふりがな)
・生年月日
・住所
・電話番号
・E-mail

②郵送の場合
応募用紙(ダウンロードはこちら)に必要事項を記入のうえ、作品をいれたメディア(CD等)に添付し、お送りください。応募用紙にある必要項目が確認できれば、ダウンロードした応募用紙でなくても構いません。

応募資格

不問

大賞 1編【5万円】、優秀賞 2編【2万円】、佳作 3編【5千円】

締切

2024年9月30 日(月)必着

応募料

1編につき 千円
作品応募と同時に郵便振替にてお振込みください。
[郵便振替]01690-3-27679 特定非営利活動法人NPO 砂浜美術館
[銀行振込]ゆうちょ銀行一六九店 当座 0027679 特非)NPO砂浜美術館

発表

書面にて応募者へ通知

表彰

2025年2月8日(土)14:00~ 大方あかつき館

応募先

NPO 砂浜美術館 漂流紀行文学係
〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5
電話:0880-43-4915/FAX:0880-43-1527/メール:bungaku@sunabi.com

【アルバイト】ホエールウォッチングガイドの募集は締切ました!

【アルバイト】ホエールウォッチングガイドの募集をしています!

「土佐湾・黒潮町の魅力をたくさんの人へ伝えてみませんか?」

NPO砂浜美術館では、ホエールウォッチングに訪れるみなさまに、クジラや海、また黒潮町の魅力発信を行っていただけるガイドを募集します。期間中ツアーが実施される際に活動いただきます。この美しい土佐の海で多くの野生生物に出逢う感動と、お客様に喜んでいただいたときの嬉しさは格別です。

クジラ・イルカや黒潮町はもちろん、海の生き物が大好きな方のご応募をお待ちしています。


募集内容

1.応募締切

2024年7月10日(水)必着

2.業務内容

・受付補助(清掃、乗船手続きや案内、グッズ販売など)
・ガイド(クジラ・イルカなど海の生き物の解説、黒潮町の簡単な観光案内)
・船長補助(お客さんの誘導や、船上での安全確保)
・写真撮影(風景、鯨類調査用写真)
・クジラのうんこプロジェクトのサンプル採取

3.資格

資格不問(知識や経験のない方でもOKです)

4.条件

・高卒以上
NPO砂浜美術館および大方ホエールウォッチングの考え方に共感してくれる方
・明るく、人と接するのが得意な方
・向上心がある方
・船酔いの心配がない方

5.時給

900円

6.勤務時間

日時不定期(シフト制)
・平日:9~14時半、
・土日祝、GW・夏休み:①7~12時半 ②12~17時半
※勤務時間は上記時間を超える場合があります。超えた場合の時給も発生します。乗船予約がない日や荒天時は、勤務はありません。

7.勤務形態

アルバイト

8.選考方法

面接(随時)

9.応募書類

履歴書
(大方ホエールウォッチングでどんなガイドを目指したいか記入してください)

10.応募方法

応募書類に必要事項を記入し、下記住所へ郵送またはメールにてお送りください

11.その他

採用後、ホエールウォッチングガイドの基礎知識を学ぶ研修を行います

お問い合わせ
NPO砂浜美術館 (大方ホエールウォッチング事務局 担当:大迫)
〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5
TEL:0880-43-1058 Mail : kujira@sunabi.com

インターンシップ兼クジラのうんこプロジェクト調査員募集は締切ました

【募集】インターンシップ兼クジラのうんこプロジェクト調査員募集は締切ました!

大方ホエールウォッチングでは、インターンシップ兼クジラのうんこプロジェクト調査員を募集しています。今年「クジラのうんこプロジェクト」を国立科学博物館と合同で行っており、現場の私たちはクジラのうんこを全力で待ち望み、全力で掬い上げる!ことをします。

砂浜美術館の館長でもあるクジラのうんこから、健康チェック、家族構成、暮らしている海域の環境などたくさんの情報を得ることができ、このプロジェクトは日本初の試みです!
知っているようで知らないニタリクジラ館長について新しい発見があるかもしれないプロジェクト。調査日しか給与が出せないのが申し訳ないですが、興味のある人はぜひご連絡ください!


募集内容

1.応募締切

2024年7月31日(水)※先着順で随時採用検討となります。
(締め切りました!)

2.業務内容

■インターンシップ内容(給与未対象)
【事務作業および天候不良時】
・ホエールウォッチングに関するデータ入力
・写真整理等
・イベント等の資材準備等
【ホエールウォッチング時】
・ホエールウォッチング受付および乗船中の接客、ガイド補助等
・写真撮影(SNS用や調査用など)

■クジラのうんこプロジェクト内容(給与対象)
【調査時】
・最大8時間乗船および鯨類探索
・遭遇した鯨類の写真撮影および整理
・クジラの糞等のサンプル採取等

3.勤務場所

道の駅ビオスおおがた情報館内、入野漁港、土佐湾

4.受入期間

採用日~2024年10月31日(期間は、1週間~相談可能)

5.時給

900円(調査で船に乗る日のみ支給)

6.勤務時間

8時00分~17時00分のシフトによる8時間(期間、勤務日は相談可)

7.休日

週2日(相談可)

8.条件

・高卒以上
NPO砂浜美術館および大方ホエールウォッチングの考え方に共感してくれる方
・明るく、人と接するのが得意な方
・向上心がある方
・船酔いの心配がない方

9.宿泊先

幡多青少年の家または近隣の民宿
※宿泊予約は大方ホエールウォッチング事務局よりさせていただきます。

10.費用

滞在費については自己負担になります。

11.応募方法

お電話にて一度お問い合わせをお願いいたします。
その際に希望日程をお伺いいたします。
ご希望いただいた日時で受け入れ可能な場合のみ履歴書を郵送いただきます。
※候補日程を複数いただけると受け入れしやすくなりますのでご協力をお願いいたします。

お問い合わせ
NPO砂浜美術館 (大方ホエールウォッチング事務局)
〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5
TEL:0880-43-1058 Mail : kujira@sunabi.com

すなびのカタチ:みんなでまきのさんプロジェクト

まきのさん

2023年4月から放送された朝の連続テレビ小説「らんまん」は高知県出身の牧野富太郎博士がモデルである。なにかと注目される朝ドラということで、高知県がこれまでになく注目された一年になった。いつになく盛り上がる高知県であったわけだが、砂浜美術館では県内の企業の皆さまと共に「みんなでまきのさんプロジェクト」という企画に参加した。

企画趣旨は次のようなものである。【まきのさんは現代を生きる私たちに、あしもとの世界に目を向ける大切さと自然に学び・共存する姿勢を伝えている様に思います。(中略)本プロジェクトはそんな思いのもと、有志が知恵を出し合って草の根から展開していきます。アカデミックなだけではない、明るく人を引きつけるチャーミングな人柄に注目し、親しみと敬意を込めて「みんなでまきのさん」と表現しました。】

砂浜美術館と牧野博士。一見すると何の繋がりなのか分かりにくさもあったかもしれないが、砂浜美術館としては次のようなコラボを展開した。【建物を建てない自然のままを美術館と見立て35年続く砂浜美術館。自然から学ぶもの同士、潮風にTシャツをひらひらさせる「Tシャツアート展」とのコラボレーションでまきのさんを応援します。】

このようにオーガニックコットンTシャツが並ぶTシャツアート展で、2023年はまきのさんのTシャツもひらひらしたのである。デザインのかわいさもあり、たくさんの方が興味を示してくれた。本企画で私たちが大切にしたことは「あしもとの世界に目を向ける」である。砂浜美術館を語る上で欠かせない長さ4キロの美しい砂浜は、昔「砂浜しかない」と言われていた砂浜を美術館に見立て、何気ないいつもの場所、あしもとの世界から始まっている。

「雑草という草はない」

これは牧野博士の有名な言葉である。牧野博士の場合はあしもとの対象が植物であったわけだが、彼はこんな言葉も残している。「私は天性植物が好きだったのが何より幸福で、この好きが一生私を植物研究の舞台に登場させて躍らせた。」好きなもの、興味が湧いたもの、それを突き詰めた先には価値がともなう。

そういえばこの年のTシャツアート展の審査員太刀川英輔さんがあるインタビューでこんなことを言っていた。「やりすぎた先にだけ、価値がある」好きだなと思えることがあったときに、平均的なところから大きくはみだして、やりすぎてみることが大切ということだ。

また、お越しいただいた際には審査員インタビューでこんな話をしてくれた。「歴史が生まれるって多分この景色(Tシャツアート展会場)みたいな感じなんですよ。誰かがはじめて、良いか悪いかわかんないけど、いいね!ってなったら35年続いちゃう。世界中に広がっちゃう。そんなこと最初からは狙えないんですよ。やってみないとわかんない。けど、やったらそうなるかもねっていうものにちゃんと“張る!”っていうのが大事だと思う。今までのやり方にとらわれずに。」

第35回Tシャツアート展審査員インタビューはコチラから

建物がない美術館。こんなことは常識的ではないかもしれないが、そこにモノの見方を変える、視点の転換をしてみるという作業と、理論的に伝えるコンセプトがあったからこそ多くの共感が生まれ続いてきた。

まきのさんもみんなが見過ごしているあしもとの植物に興味を持ち、やりすぎたことで「日本の植物学の父」となった。(砂浜が美術館で、建物はありませんと言い続けてきたこともこれに相当するかな??)

少し話が逸れてしまったが、価値がないと思われていた砂浜に「意義」と「主体性」を持たせることで、長さ4キロの美しい砂浜は黒潮町のアイデンティティの一つとなった。

土佐湾に暮らすクジラも砂浜美術館の館長に逢いに行くツアーとなり、砂浜に流れ着くゴミ(漂流物)は一本のメッセージボトルがきっかけで科学的な目的だけではない、言語や文化、距離の境界を超えたコミュニケーションを創出した。※Ocean Bottle Project参照

一見パロディのようだが、ユーモアを交えた表現は人を惹きつける力があると感じる。

みんな“が”まきのさん

私たちはこれからも「今、地球にとって大切なことを伝えていく作品」を創り、砂浜美術館から発信していきたい。そのためにはいろんな人に出会いながら、新しい考え方・感性が必要となる。

最後になるが、今年のTシャツアート展会場でこんな光景が見られた。まきのさんのTシャツがひらひらする会場で【みんながまきのさん】となった。このように一つのプロジェクトを通じて多くの人の感性に出会えることが砂浜美術館の魅力の一つでもある。

【『HIRAHIRA TIMES 2024』(非売品)より】

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≪筆者≫
塩崎 草太(しおざき そうた)

兵庫県生まれ。地域おこし協力隊で5年前に黒潮町へ移住。その後砂美スタッフ。
砂浜美術館観光部でTシャツアート展などのイベント(シーサイドギャラリー)を担当。