旅する漂流物展 ―海辺のじかん―

旅する漂流物展 -海辺のじかん-

ひわさ 海キラッ★祭り

旅する漂流物展 -海辺のじかん-

日時 :2015年9月19日(土)~23日(水)9:00~16:00

場所 :徳島県美波町日和佐地区・八幡神社端亀閣

主催 :特定非営利活動法人NPO砂浜美術館

協力 :「海とともに生きる」まちづくり実行委員会


徳島ひわさへ、どんぶらこ。

徳島ひわさへ、どんぶらこ

ヤシの実、クジラの骨、メッセージボトル、外国製のライター、昔の漁具・・・。一見”ゴミ”に見えてしまうようなさまざまな漂流物に注目し、メッセージを探り、「作品」として展示をする「漂流物展」。今回は、徳島県美波町・日和佐地区で開催される、『ひわさ 海キラッ★ 祭り』に旅します。

展示その1:むかしから今へ

展示その1:むかしから今へ 展示その1:むかしから今へ

30年近く砂浜美術館で収集してきた漂流物を、「ひろった順」に並べて「漂流物ひろった年表」を展示します。むかしはよく見かけたのにこの頃は出会わないもの、むかしも今も変わらず流れ着くもの、長い長い時を超えて流れ着くもの… いろいろな漂流物を眺めながら、“海辺のじかん”を感じてみてください。

展示その2:ひわさの今

展示その2:ひわさの今 展示その2:ひわさの今

2015年9月11日
日和佐小学校4年生の子どもたちと一緒に、ひわさの海辺を楽しみました。海キラッ★(漂流物)をひろって、世界に1つの人形づくり。子どもアーティストの感性はさすが。こんなものも使えるんだ!この形おもしろい!個性豊かな「ヒワサマン」を眺めながら、“海辺のじかん(今)”を楽しんでみてください。

むかしから今、今からこの先 ずっと続いていく海辺のじかん。 あなたも、出会ってみませんか?

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旅する漂流物展 -海辺のじかん-
場所:日和佐八幡神社(〒779-2304 徳島県海部郡美波町日和佐浦369番)
ひわさ 海キラッ★祭り 徳島県美波町日和佐地区

T-shirt Art Exhibition in GHANA!Tシャツアート展 in ガーナ!

T-shirt Art Exhibition in GHANA!

なぜガーナでひらひら?

2014年4月のこと。「HIRA HIRA フレンドシップの砂浜美術館講座を受けたいです!」と、愛知県から一人砂浜美術館に来てくれた坂田実緒子さん。JICA青年海外協力隊としてガーナへの派遣が決まっていた彼女の、協力隊応募のきっかけが、なんとTシャツアート展だったのです!

坂田さん「4年ほど前、偶然読んだ青年海外協力隊の広報誌『クロスロード』で、モンゴルでのTシャツアート展の様子を目にしたんです。それがとても素敵で、”協力隊として派遣されることができたら、自分の活動国となる場所でもやりたい。”と思っていました。応募を決断する前に、砂浜美術館で見たTシャツアート展の風景は本当にすばらしくて、感動して涙が出たほど。Tシャツアート展が、”協力隊へ行こう!”という気持ちにさせてくれました」

その後無事に派遣前訓練を終え、ガーナに赴任した坂田さん。”コミュニティ開発”という分野で、南部にあるエクムフィ郡の郡役所に配属され、コミュニティの人々と一緒に活動しています。ガーナと言えばカカオ!のイメージが強いですが、この地域はパイナップルが有名だそう(^^)
この活動の傍ら、半年後の今年1月には、2015年の青年海外協力隊派遣50周年に合わせ、やるなら今!と協力隊仲間と共に実行委員会を発足。2月には、ガーナ北部にあるカンジャガ村でワークショップを開催し、その子どもたちの作品と協力隊仲間の作品を、HIRA HIRAフレンドシップメンバーとして、砂浜美術館のTシャツアート展に応募してくれました。

クレヨンや折り紙でのデザインを、おもいっきり楽しんでくれた”紙のTシャツ”づくり。みんなうれしそう!

そうして、ガーナの子どもたちのカラフルでかわいい作品と現地の協力隊たちの作品が砂浜美術館の第27回Tシャツアート展で、ひらひらしました☆

坂田さん「3年越しの、夢にまでみたこの風景!協力隊として、ガーナから大好きな仲間と一緒に参加できたことが何よりもうれしいです。次はガーナの地でひらひらさせて、ガーナの人にも感動してもらえる風景をつくりたい!」

と、9月のガーナ開催に向けて準備を進めてくれています。JICA四国の「世界とHIRAHIRA ~JICA みんなの笑顔美術館~」のルート4・ガーナ展示ともコラボ。さらに、黒潮町の小学生のTシャツも、今回は特別にガーナでひらひらします。

Tシャツアート展 in ガーナ!について

実行委員会のみなさんの想い

○青年海外協力隊派遣50周年の記念に、草の根で活動している協力隊とガーナ人が協働してイベントを開催しよう!

○ワークショップで絵を描いたりアート展にふれることで、普段アートに親しむことの少ない人たちに、想像力を膨らませるきっかけをつくり、何より表現する楽しさを知ってもらおう!

○「ありのままの風景が美術館」という砂浜美術館のコンセプトを紹介することで、ガーナ人自身が自分たちの町の風景の良さを見直し、誇りをもつきっかけをつくろう!

期間:2015年9月5日(土)―6日(日) 場所:ケープコースト城 西側海岸           展示作品:ワークショップにてガーナの人とともに作った作品 100点※詳細は下に     ガーナの子ども・協力隊のHIRA HIRAフレンドシップ参加作品 20点      「世界とHIRAHIRA ~JICA みんなの笑顔美術館~」作品 20点      黒潮町の小学生の作品 80点

会場では、ガーナ国内で活動する協力隊の活動紹介や、協力隊が現地の人と共に作成した雑貨販売「隊員マルシェ」、会場近くの地元アーティストとのライブペインティングなど、もりだくさんの企画を計画中です☆

↑「はたしてどんな風景に?」

Tシャツづくりのワークショップも進行中です!

ガーナ東部のボルタ州ベデメという町の、ボルタホーム(孤児院)にて開催したワークショップには、幼稚園から高校までの子どもたちが参加してくれました。

テーマは「What makes you Smile?(あなたが笑顔になれるものはなあに?)」

みんなで大きな「smile」の絵を仕上げるアイスブレーキング。
小学生以上の子どもたちは色塗り、幼稚園の子どもたちは手形で参加。
やはりガーナ国旗にある、赤・黄・緑が大人気だそうです(^^)

一人ひとりに「笑顔にしてくれるもの」を描いてもらうワークショップ。
パステルで描いた後、背景は薄めた絵具をスポンジで。使用したパステルも絵具も、ほとんどの子どもたちが初めての経験。最少は戸惑っていた子どもたちも、すぐに夢中になって、次々とカラフルでステキな作品ができあがりました☆

ガーナ各地でこのようなワークショップを開催し、展示の日までに100点を集める予定です。ガーナの人びとを「笑顔に、幸せにするもの」がTシャツになってひらひら… そして、見てくれる人も笑顔に(^^)


『Tシャツアート展 in ガーナ!』の
笑顔いっぱいの風景を、どうぞお楽しみに!

開催まで一か月を切りました。実行委員会のみなさん、楽しみながら、よろしくお願いします♪

最新情報はこちらから!

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T-shirt Art Exhibition in GHANA(Tシャツアート展 in ガーナ)
期間:2015年9月5日(土)―6日(日)
場所:ケープコースト城 西側海岸
最新情報はこちらからどうぞ!

シーサイドギャラリー2015夏、まもなく開催!

シーサイドギャラリー2015夏、まもなく開催!

シーサイドギャラリー2015夏、まもなく開催!

開催日時:2015年8月15日(土)※荒天順延 18:00~20:30

開催場所:砂浜美術館(黒潮町・入野の浜)

主催:シーサイドギャラリー2015夏 実行委員会

主管:NPO砂浜美術館

BGMは波の音、夜の照明は月の光…。といきたいところですが、今年の8/15は「新月」。月の光の照明はありませんが、満天の星空にうちあげられる花火を、砂浜から眺めませんか。建物のない美術館だからこそ見ることができる「花火」も、砂浜美術館の作品です。花火大会前には砂浜でのイベントもあります。当日参加もOKですので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。

黒潮町内にお住まいの方で、「会場はなかなか混んでいるし、よういかん」という方。IWKTVで生中継をご覧頂けます。しかも今年は、道の駅ビオスおおがたとふるさと総合センターの2箇所から撮影。ご自宅でのんびり花火鑑賞をお楽しみください。


プログラムのご紹介

砂浜ヨガ

砂浜ヨガ

18:00~18:30
太平洋を目の前に、思いっきりカラダを伸ばしてみてください。砂浜を流れる風、波の音、砂の感触、すべてが心も体も癒してくれます。

フラダンス

フラダンス

18:30~19:00
今年も「ルアナと楽しい仲間たち」のみなさんによるフランダンスです。海を越えて遠いハワイの地でも、日本を想ってフランダンスをする「盆フラ」というのがあるそうです。どこまでも続く海をバックに、やわらかなフラの踊りと雰囲気をお楽しみください。

盆踊り

盆踊り

19:00~19:50
砂浜が踊り手の熱気でいっぱいになります。日本全国いろいろなところで盆踊りが行われていますが、体力的にも一番しんどい砂浜での盆踊り。今年も、大方音頭・新佐賀音頭・鹿島一声浮流・東京ばやし・ばんば踊りで盛り上がります。その中でも一番ヒートアップするのが、『鹿島一声浮流』。そのリズムのよさから、踊り手も祭り熱が最高潮になります。黒潮町佐賀地区には「鹿島」という場所がありますが、もとを辿ると佐賀県鹿島市がこの踊りの発祥とのこと。踊りを通じて鹿島市の方との交流も生まれています。
踊り手に参加いただいた方、もれなく砂浜美術館オリジナルのまめ絞りがもらえますよ。このイベントでしか手に入れることができないレアなまめ絞り。みんなでワイワイ踊りましょう♪

花火大会

花火大会

20:00~20:30
さえぎるもののない夜空をキャンパスに、約500発の花火が打ちあがります。海に向かって打ちあげられる花火も、ここならではの花火です。

花火につきましては、黒潮町内外の企業の方々、また黒潮町の町民の皆様のご寄付等の協力により実施しております。お礼申し上げます。

協賛企業の方々

来場者されるお客様にお願い

当日会場付近は大変混雑いたします。また、大会本部東側のサイクリングロードは、花火打ち上げ準備のため危険ですので、終日立ち入り禁止区間となると同時に、18時から花火大会終了まで、土佐西南大規模公園園路の一部の区間を通行止めといたします。安全確保のため、会場周辺では交通形成を行っています。お車の方は、交通警備員の指示に従って、駐車場をご利用ください。なお、駐車や交通上のトラブル等についての責任は負いかねませんのでご了承ください。障がい者駐車場をご利用の方は、可能であれば事前にご連絡ください。

※お問合わせ:NPO砂浜美術館 0880-43-4915

会場周辺図

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シーサイドギャラリー2015夏
場所:砂浜美術館(黒潮町・入野の浜)

町全体を美術館ととらえてみる:砂浜美術館のフィールドワーク

町全体を美術館ととらえてみる:砂浜美術館のフィールドワーク

地域全体を学びのフィールドに

長さ4kmの砂浜を頭の中で美術館に見立てた「砂浜美術館」。その視点でまちの中を改めて見渡してみると…。砂浜以外にもたくさんの宝物が見えてきます。そして、このまちの歴史や文化、生活の中にも、私たちが学べることがたくさんあることに気がつきます。

地域には様々な課題があります。「若い人が少なくなった」「地域になかなか仕事がない」といった声は最近特によくきかれる言葉です。でも、それだけにチャンスもたくさんあるといえるでしょう。「地域資源を活用しながら、様々な切り口で町を元気にしていく」という視点や体験は、学生の皆様にとって、これからどのようなフィールドで仕事をしていくにしても、大きな経験になることと思います。

砂浜美術館の考え方やコンセプト、それをもとにした事業の取組みを学ぶとともに、「町全体を美術館」ととらえて、地場産業の生産現場の見学などを通じた地域の人々との交流、そして海・山・川での体験プログラムなど、学生の皆様の学びのフィールドとして、活用していただけます。

具体的な内容についてご紹介いたします。


①講義

↑(上)砂浜美術館のコンセプトや取組みを知る、(下)地域の天日塩生産者の話を聞き、その思いや考え方を知る

講義では、1989年から始まる砂浜美術館のコンセプトや組織の変遷、現在の取組みにいたるまで、様々な切り口で紹介します。地域におけるNPOの役割についてもお話します。

また地域の様々な分野の方々も講師としてお招きし、仕事に携わる思いや考え方をご紹介頂き、交流を深めていただきます。

②フィールドワーク

塩屋の浜でのビーチコーミング)

↑塩屋の浜でのビーチコーミング

「百聞は一見にしかず」。五感をフルに発揮して、体中で地域での取組みを感じてもらいます。砂浜美術館のメインフィールドである入野の浜や塩屋の浜を歩きながら、流れつく漂流物を拾い集めたり、鳥が砂浜につけた足跡を辿ってみたり。「あっ、これが美術館の作品なんだ!」と実感できる瞬間です。

また砂浜美術館での体験のみならず、黒潮町内には様々な体験プログラムがあります。かつおの一本釣り文化をもつ黒潮町佐賀地区では「かつおのたたきづくり体験」ができます。現役漁師さんと、一緒にカツオをさばいてたたきにする。そして一本釣り漁の話やカツオ文化についても知ることで、漁師町ならではの営みを体感することができます。

黒潮町でできる体験プログラムについては、「すなび旅行」をご参照ください。

ホエールウォッチング かつおの藁焼きたたきづくり体験

③ワークショップ

フィールドワークの経験をもとに課題解決のワークショップ

↑フィールドワークの経験をもとに課題解決のワークショップ

体験したことや話を聞いたことを踏まえて、地域の課題を解決していく方法や、特色をいかし町の個性を伸ばす方策についてなど、学びのテーマに応じて、学生の皆様の視点で議論した後、最後に全体で共有します。

お互いが地域の価値を発見する場

学生のみなさんの視点で、気づいたことを発言してもらうことは、住んでいる人にとっては新しい発見の場でもあります。普段当たり前に見ている風景や、生活の中に、地域にとってのたくさんの宝物があることでしょう。

砂浜美術館のフィールドワークは、訪れる人たちとここに住む人たち、お互いが地域の価値を発見する学びの場でもあります。


さまざまなケースに対応しています

砂浜美術館のフィールドワークは、ここまで紹介してきた講義や、ワークショップ、体験プログラム等を軸に、それぞれの場合に応じてプログラムをお作りし提供します。同じ素材でも、学部の専門性に応じたアプローチで、より効果が期待できるフィールドワークを提供しています。

滞在中の宿泊・食事や会場手配、また体験プログラム等の予約も一括して承ります。その他、プログラム内容についてご要望がありましたら、なんでもご相談ください。