第10回ホネホネサミット2025@高知県黒潮町公式WEBサイトはこちらから。
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【お問い合わせ】 TEL:0880-43-4915 |

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日時:2025年11月3日(月・祝) ※小雨決行
荒天時は中止となります。(予備日はありません。) 安全に楽しく海を見るための対応となりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします
場所:黒潮町入野の浜(砂浜美術館)
たまには遠くを見てみよう。
11月3日は「イスに座って海を見る日」
書斎のイス、キャンプイス、町長イス、漂流丸太。
お気に入りのイスをもって砂浜に来てください。
コーヒーを飲みながら、読書をしながら、
たまにはゆっくり海を眺めてみる。
今年は海を眺めて「短歌を詠む」のも良いかもしれない。
思い想いの「イス」に座って砂浜を楽しみましょう。
※天候による開催の可否は、前日12時までにウェブサイト、SNSにてご案内いたします。詳細の情報は随時HP、SNSで公開いたします。
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お問合せ先 |
人と自然のつき合い方を考える
日時 :2025年11月14日(金)~16日(日)10:00~15:00
場所 :砂浜美術館(高知県黒潮町・入野松原)【雨天】ふるさと総合センター
※協力金300円(中学生以上・協力金の一部は入野松原の保全に活用させていただきます)
主催 :特定非営利活動法人NPO砂浜美術館
協力 :パッチワークキルトサークルあずさ、自然工房、高知パッチワーク・キルターズ協会、土佐中村郵便局
後援 :高知新聞社、朝日新聞高知総局、毎日新聞高知支局、読売新聞高知支局、日本経済新聞社高知支局、
株式会社デイリースポーツ、産経新聞社、NHK高知放送局、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、エフエム高知
審査員 :Patch-Work-Lifeさん
【プロフィール】
『あなたがパッチワークすれば、世界はもっと楽しくなる。』をテーマに、インテリアデザイナーとグラフィックデザイナーの目線で創りだすあたらしい「デザイン×パッチワーク」のカタチを発信しています。
31回目を迎える潮風のキルト展。今年も「布を楽しむ」をテーマに集まった、個性豊かなパッチワークキルトやクッションが砂浜沿いの松原にずらり…木漏れ日を浴びてキルトが潮風にゆらゆらとそよぐ風景は、秋の砂浜美術館の代表作品です。一針、一針想いのこもったキルトと自然とが織りなす風景や、野外展ならではのいろいろな表情を、秋の砂浜美術館でのんびりとお楽しみください。
・今年のフライヤーはこちらから。
企画展
潮風のキルト展は、地元でキルトを楽しむみなさんとともに30回の歴史を重ねてきました。ひと針ひと針に込められた想いは、地域の歩みとともに大切に紡がれてきた物語です。また、この歩みを支えてくださったのは、全国各地から作品を寄せてくださる皆さま。遠く離れていても、布と糸に想いを託し、松原で作品が出会うことで絆が深まってきました。
今年、私たちは31回目の新しい糸を紡ぎはじめます。感謝を込めて、これまでの歩みを振り返りつつ、地元でキルトを楽しむみなさんの作品を展示します。どうぞ、あたたかな時間をお過ごしください。
手づくりのぬくもりがうれしい小さな青空マーケット♪
手づくりのぬくもりと、お客さんの笑顔があふれる小さな青空マーケット。黒潮町・幡多エリアのおいしいもの・かわいいものを見つけよう!
出店リストはこちらから。
| 日時 | 11月14日(金)~16日(日)10:00~15:00 |
今年も開催!
黒潮町立三浦小学校子どもお箏教室のみなさんと生田流箏曲菊由楽会による、箏の音楽会。松原に響く軽やかな“音作品”もお楽しみください。お箏の演奏体験もできますよ。
| 日時 | 11月15日(土)11:00~、13:00~ ※雨天はふるさと総合センターにて実施します。 |
潮風のキルト展限定“松原ポスト”今年もあります!
いろいろな布やジーンズのはぎれを切ったり貼ったり。自分だけのオリジナルはがきを作ろう!松原ポストからはがきを投函すると、期間限定の風景印が押されます。
| 日時 | 11月15日(金)~17(日)10:00~15:00 |
| 料金 | 1枚300円(切手代込み) |
世界にひとつだけのはんこを作ってみませんか?
石の印材を専用の刻刀で彫ってはんこを作るワークショップ。砂浜美術館にちなんだモチーフ等に名前の一文字を入れて、世界で1つのはんこを作ってみませんか?手彫りはんこ職人が先生です。完全オリジナルのはんこ作りもご相談ください♪
| 日時 | 11月15日(土)、16(日)10:00~15:00 |
| 料金 | 1つ1,200円(下絵付き・1時間程度) |
砂浜美術館の秋の作品といえばこれ!
色とりどりのキルトが並ぶ松原の前に広がるらっきょうの花畑。キルト作品とこの時期に咲く赤紫色のらっきょうの花は秋の砂浜美術館の一大作品です。遠くから風景を眺めたら、今度はぜひ近くから。一針、一針丁寧につくられたキルトの表情、花火のようなかわいらしいらっきょうの花に思わず顔がほころびます。
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第31回潮風のキルト展
場所:砂浜美術館(高知県黒潮町・入野松原)
砂浜美術館のある町、黒潮町には数年前より「空想をカタチにする町」というキャッチコピーがある。このコピーにはある仕掛けがあり、空想と書いて【モウソウ】というルビが充てられている。妄想癖のある私としてはとても好きなコピーである。ある日、いつものように砂浜の入り口にあるベンチに座ってこの空想という文字に自分がルビを充てるならどうするだろうか考えたことがあった。このベンチは砂浜と松原の間あり、普段はサーファー達が海を眺めながら良い波が来るのを待っている。私が砂浜美術館の企画を考える時はほとんどがココであり、私にとっての「カンガエルバ」である。少し話が逸れてしまったが、【空想】という文字に自分がルビを充てるなら……。【かのうせい】が頭に浮かんだ。私は可能性がゼロでない限り、一度はアプローチしたい性分である。そして私にとっては「可能性」=「砂浜美術館」なので変わったことをしているつもりはない。現実的ではない「可能性」を優先してしまう癖について自分なりに考えてみた。おそらくこれは「オモロい」がベースにあるのだろう。砂浜で授業するから「すなはま教室」。砂浜に町長が出勤してくるから「すなはま町長室」。それなら環境大臣が来るなら……オモロそうだな。ということで昨年は「すなはま環境大臣室」を創った。大臣が霞が関の自室からネームプレートを持ってきたことは予想外のオモロさだった。すべて「砂浜でこんなことができたらオモロいだろうな」という発想から動き出したことだ。

砂浜に流れ着くゴミも、大切な【かのうせい】である。砂浜には毎日たくさんの作品(漂着物)が無償で届く。当然招かざる作品も届くわけだが、私が特に好きなのは「メッセージボトル」である。この「メッセージボトル」を起点に、これを流した本人に会いに行くという企画が立ち上がり、2023年にアメリカへ渡った。差出人に会いに行く途中にヒューストンという街があり、そこにはNASA(アメリカ航空宇宙局)があった。先に書いた私の性分からその後の行動を想像して頂きたい。結果としてNASAに入館し、興奮そのままに、後日NASAの現役職員が黒潮町を訪れ、子ども達に夢や宇宙の話をしてくれるという尾ヒレまで付いた。砂浜に勝手に届いた作品がNASAへと繋がるのだから砂浜美術館はオモロい。どの企画もきっかけは単純に自分がオモシロがりたいだけ。そう考えると【空想】に充てるルビは「オモロい」になるのか。ここからは私のまだやっていないが「オモロそう」を紹介したいと思う。
砂浜に流れ着くゴミを並べて楽しむ「漂流物展」と、ひとつの漂流物を題材に、流れてきたワケを自分勝手に想像した物語を公募する「漂流紀行文学賞」という企画を行っている。この作品展を海外の人向けに開催したらオモロいのではないだろうか?漂流物は環境・文化・歴史・科学などの様々なインスピレーションを与えてくれる。「パリのルーブル美術館で漂流物展」海外の美術館といえばでルーブルしか出てこないあたりが自分らしい。【漂流物展 in Musée du Louvre】みなさまぜひ会場に足を運んで頂きたい。
アメリカ航空宇宙局。そこは宇宙を軸に、航空力学・海洋学・農業・環境・医療・文化や歴史に至るまで様々な研究が行われている機関で、言い換えれば可能性の宝庫なのである。私の中では【NASA=可能性=砂浜美術館】になるので、そんな場所を町の子ども達が訪れ、NASAのスタッフに方言で質問を投げかける。きっとそこにはオモロい風景が広がっているに違いない。「黒潮町の子どもたちは修学旅行でNASAに行っています。」食いつく人は多いのではないだろうか。
砂浜美術館の前の海の少し向こうにカリフォルニアビーチがある。ムキムキマッチョのお兄さんや、金髪のビキニのお姉さんが沢山いるビーチでTシャツが風に揺れる風景は、Tシャツたちもいつもより陽気にひらひらとはためくに違いない!
砂浜美術館のすぐそばにある入野松原は、2028年2月に国の名勝指定100年を迎えます。(名勝:すぐれた国土美の有様を様々なかたちで表現するもの)
砂浜美術館でも30年前から秋に「潮風のキルト展」をこの松原で開催し、隣接するラッキョウ畑にはピンクの花が咲きほこり松原に季節の彩りを加える。この町の学校遠足では、昔からこの松原を通って砂浜へ行くのが定番で今もなお続いている。松原は町民にとっては思い出の場所であり、砂浜美術館にとっても地域文化の溶け込んだ一大作品でもある。そんな入野松原が「国の特別名勝(特別名勝:名勝や史跡のなかで、特に学術的価値が高く、日本文化の象徴ともいえるもの。)に指定!」当たり前にあった松原の価値観が突然変化する。これはこれでオモロそう。

色々書いたが、結局「オモロいをカタチにする美術館」私にとってはそれが砂浜美術館である。今回書いた妄想はすべて実行する予定だ。ただ、開催時期が未定なだけ。ひとまず開催時期がくるまでは、いつものベンチに座り、海をみながらオモロいことを妄想しようと思う。そして良い波が来た時に、直ぐに駆けだせるサーファーのように準備だけはしておこう。
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