第19回潮風のキルト展
日時 :2013年11月22日(金)~24日(日)9:30~15:30
場所 :砂浜美術館(高知県黒潮町 入野松原)
審査員 :小林 恵
【総評】
10年前審査を頼まれた時、“自分らしさ”を表現したキルト展でありたいと希望していました。果して10年後、砂浜キルト展は大変ユニークなキルト展として成長しました。
常識的なキルト作りの法則にとらわれず、応募者たちは好きな手法を考え出し、発送の自由を楽しんで制作しています。針をもつことのない人達も参加したり、個性豊かに恐れず試みています。しかもNo.30「語りべ7万分の1」、No.8「忘れない」、No.3「生きる力」、No.15「大切な琵琶湖」、No.12「花火」など社会的関心事をキルトに表現していることです。
創作の原則、“試みてみる”、“参加する”。将来が楽しみです。小さくても“下手の巧みさ”でも良い。皆で砂浜から発言していきましょう。
入賞作品一覧
大キルトの部
潮風大賞 1点
タイトル :わさび田
作者 :宮川 修子(高知県)
【審査員コメント】
釘打ちされる風景。単純でインパクトがあります。布地の使い方、手描き、発想もすばらしいです。
潮風賞 1点
タイトル :花明かり
作者 :小松 愛子(高知県)
【審査員コメント】
日本人の脳意にきざまれた桜の風景ですが、桜の花びらに立体感を表現した手法も秀逸です。
ささやき賞 1点
タイトル :らっきょう畑
作者 :大方町民館デイサービス(高知県)
【審査員コメント】
パッチの点描で、砂浜のらっきょう畑が生き生きとすてきに表現されています。
秋の小道賞 1点
タイトル :青い睡蓮咲く・北川村モネの庭
作者 :小松 和惠(高知県)
※来場者審査によって選ばれました
らっきょうの花賞 3点
タイトル :落葉
作者 :埜下 すず子(奈良県)
タイトル :コスモスの丘
作者 :仲山 美智子(福岡県)
タイトル :ひらひら2013
作者 :宮川 眞理子(高知県)
小キルトの部
こもれび大賞 1点
タイトル :イカの一日干し
作者 :植田 寿子(高知県)
【審査員コメント】
巨大イカの連続デザインは、見て楽しくなります。見る人を楽しくさせる、重要なことです。
こもれび賞 2点
タイトル :時と共に
作者 :柿内 由美子(高知県)
【審査員コメント】
端正にまとまったデザインだと思います。
タイトル :“芽”覚め
作者 :一柳 美恵子(愛媛県)
【審査員コメント】
中心の表現はとてもリアルで優れています。春光に見つけた驚きのふきの芽が、よく表現されています。
らっきょうの花賞 2点
タイトル :未の刻(ひつじのこく)
作者 :徳藤 頼子(愛媛県)
タイトル :睡蓮
作者 :渡辺 京子(愛媛県)